「あっもうすぐ家に着くからもうここで…」
「そっか…」
「うん…送ってくれてありがと…じゃぁね!」

そう言って帰ろうとした時だった。

「やっぱ…ヤダ…帰したくない…」

後ろから抱きしめられた。

「…///叶矢…///」
「このままずっと一緒にいたいよ…楼栗…」
「私もだよ?叶矢…///」

私は向き合って抱きついた。

「でも…やっぱ帰さないと…後々ね…」
「うん…じゃぁ…またメールするから…」
「おぅ!じゃぁね…」

私たちは軽くキスをして別れた。

冬休みはあっという間に流れて―――。