やっと涙梨の家についた。
それでおまだ追ってくる水口。
この人怖いわ…。

「涙梨~!入るよぉ~」

そして入った。
私はいつも勝手に入る。
涙梨のママとパパにも気に入られてて勝手に入ってもいいって言われてるから。

「お邪魔しまーす。」
「あら!いらっしゃい!涙梨、部屋にいるわよ!」
「ありがと!若菜さん!」

若菜さんとは涙梨のママ。
優しくてふんわりしてる。私は好きだ。

「涙梨~入るよぉ?」

ガチャ…
私はそう言うと部屋に入った。
ってか寝てるし…。

「おーい。涙梨~」
「…ん…」

ギュッ!
え!?私は涙梨に抱きしめられた。
寝ぼけてるの!?

「もう!えぇー!?」

すると不意打ちでキスされてしまった。
ま、いっかぁー!お家デートだし!
でもさすがに起きてもらわないと…。

「いい加減起きて!」
「ん…ち…えり…」
「うん、おはよ!」
「おはよ…」

するとまた抱きしめてきた。
私、涙梨に抱きしめられると落ち着くんだよなぁ~。

「なぁ…」
「ん?」

いきなり話しかけられた。

「アイツに追われてた?」
「え?あっうん。でも逃げたし!まだ下にいるかもだけど…」

私は下を見た。
まだいるし…。気持ち悪い。

「まじかよ…俺のちえりなのに」
「ふふ。うん。私の涙梨」
「知ってる里///」

顔を赤くする涙梨。可愛い///