「だってここしか居場所なにの!ホラッ!」

楼栗は指をさし、俺はその方向へと目をやった。
そこには楽しそうに話しているちえりと涙梨がいた。

「なるほどな…じゃぁこれやってもらえる?」
「うん!わかった!」

俺と楼栗は一緒に準備をして、二人でやると早く終わった。

「じゃぁこれテーブル持っていくね!」
「おぅ!」
「二人ともテ^ブルの上!片づけて~!」
「はーい!」

ようやくパーティーの準備ができた。

「じゃぁ!楼栗の退院とクリスマスを兼ねて…かんぱーい!」
「かんぱーい!」

それからゲームをしたり、テレビを見て物まねをしてみたり…すごく楽しい時間が流れた。

そして早いこと夕方になった。
楼栗をそろそろ家に帰さないと…。
退院したばっかだし。

「楼栗~そろそろ家に帰った方がいいぞぉー!退院したばっかだし!」
「えー。嫌。叶矢と一緒に居たいよぉー!何?叶矢は私と一緒に居たくないわけ-?」
「ちげぇーよ!まだ居たいけど今日は帰った方がいいって!」

やっぱり楼栗ってSだ…。

「ぶー。何よ!じゃぁ明日デートしてよね!」
「わかったって!じゃぁ送るよ!」

楼栗可愛いこと言うよなぁ…。
そして俺は楼栗を送る準備をした。