20XX/12/04 18:00
TO.楼栗
Sub.明日から…
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明日から一緒に学校に行こう。
帰るときも一緒に!
それと学校ではちえりと一緒に過
ごしてほしい…。
理由はまだ言えないけど…
頼むな!
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そう送信した。
ちえりと一緒なら大丈夫だろう…。

ブーブーブー…。

20XX/12/04 18:05
From.楼栗
Sub.はーい!
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なんだかよくわからないけど、
叶矢と一緒ならいいよ♪
学校でもちえりと過ごすね!
一番仲がいいのちえりしかいない
し(笑)
とにかく了解です!
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よかった…わかってくれた…けど…不思議がってるだろうな…。
でも今話してしまえば楼栗をますます不安にさせてしまうだけ…
それなら…何も知らないままで過ごしてほしい…
アイツから…佐々木から守るために…俺はやらなくちゃいけない…。

そして俺は毎日、楼栗を迎えに行ったり帰りもずっと一緒に帰っていた…。
でも残念なことに俺と佐々木はクラス委員でプリントをまとめることになって…
放課後二人っきりなっていた。

「…ホントに一緒にいるのね。手ぇ出せないわ……なんて言うと思った?」

え?

「何?」
「今ごろ女の子二人ヤられてるだーね!」

はぁ!?女の子二人ってちえりと楼栗!?

「おい!お前何やってんだよ!まさか…男使ったのか?」

佐々木はクスッと笑って…

「えぇ。まぁ…。でもね…二人ともどこまでやるかわかんないよ?もしかしたら…死…とかね…?」
「っ!ふざけんな!」

俺は佐々木をつかんだ…

「いいの?こんなことしてる間に二人ともヤバくなってんじゃない?」
「…覚えてろ…」

俺は佐々木を残し、探し回った。