楼栗side

優がなくなって結構日が経った。
只今12月。
涙梨と本格的に付き合いだしたとちえりが照れながら報告してくれた。
幸せそうだった。

「涙梨ぃー!ちえりを泣かせたら許さないから!」
「おぅ!わかってるって!」
「そうか!ちえりloveだからねぇ~ニや」
「ニヤニヤしてんじゃねーよ!ちえりのことは絶対に幸せにするんだ!」

まぁ涙梨になら任せられるかな!

「お前も叶矢を傷つけんなよ?」
「わかってるし!私のことちゃんと知ってんの!?叶矢loveなんだからぁ!」
「なら安心だな!」

そして私たちは毎日幸せに過ごしてたんだ。
けどまた事件が起きた。
神サマってほんと最低だよ…。

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「叶矢~!帰ろ~?」
「ごめん…。先に帰ってて…?」
「え…どうしたの?」
「ん…ちょっとクラスの女子に呼ばれてさ…」
「そっかぁ…仕方ないね?じゃぁ明日一緒に帰ろーね!」
「おぅ!ごめんな!」

そして私は一人で帰ることになった。
なんか…嫌な予感する…。
叶矢…。
でも大丈夫だよね?
私は信じてるし!

でもこれから私たち二人に痛いことが起こるなんて思っていなかった。