優はその後病院に運ばれ、手術をしたが脳への打撃が強かったらしく助からなかった。

「うぅ…ヒック…」
「大丈夫…?ちえり…つらいよね…」
「楼栗…大丈夫じゃないよ…私…まだ…優と仲直り…できてないんだよぉ…なのに…なのに…優がこんな目に…うぅ…」
「ちえり…」

私は楼栗に抱きついたまま泣いた。
楼栗はずっと私に「大丈夫、大丈夫」と慰めてくれた。その優しさに対しても涙があふれて泣き止んだのは次の日の朝で――。すごく目がはれていた…。

「ちえり…はい氷水…」
「ありがと…。楼栗…」
「ん?」
「私のせいかな…優が事故ったの…」
「え…」
「私がしつこくしたか…」
ブーブーブー…。
その時1通のメールが私に届いた。

「え…誰…?っ…!」
「誰からだったの…?」
「楼栗…これって…どーゆーことなのかな…」
「え?…ちょっと見せて…?」

私はメールを楼栗に見せた。

「あっ…優…からメール…。もしかしたらメール送信を予約してたんじゃない?口だと喧嘩になっちゃうから…メールなら自分の思いを伝えられるって…優は思ったんじゃないかな?」

確かに…直接だとすぐ喧嘩をしてしまう…けど…私は感化をしてでもちゃんと話したかった…。優のメールはこうだった…。