ま、早く時間が経ってくれた方が私たちには好都合だけど…。
でも…日が経つのが早く感じてくると…それは困るなって私は思うんだ。
昼休みになってから私とちえりは猛ダッシュで叶矢たちのもとへ向かった。
少しでも長く二人といたいから…。

「叶矢ー!!」
「おぅ!ってえぇ!?どした??」

なんで叶矢がこんな反応をするかっていうのは…
私が走って抱きついたから!
だって会いたかったんだもん…。

「ん~会いたかったからね?」
「…おぅ…俺もだけども…?///」
「ちょいちょい?そこの二人~俺らのこと忘れてませんか??」
「そうだよぉ~!」

ッチ見られてたか!あたりまえだけどさ…。

「いいじゃん!てか忘れてないし!」
「そうそう!ちえりたちもたった今イチャイチャしてたじゃん!!」
「///見てたんだね…楼栗…」
「別にいいんじゃね?恥ずかしがることでもないじゃんか!ちえりはホントバカだな!」
「バカって…失礼ね!!涙梨は…旅行の時以来もっとSになっちゃったんだよぉ!!」
「は?変わんねぇだろ…?なぁ?叶矢」
「あ?俺に振るか?それ…」
「だって俺といつも一緒にいるからさ?」
「あぁ…まぁ変わんねぇと思うけど…。ちえりの前だけじゃぁSなんじゃねぇ?」
「まじかよ…まぁそれでもちえりは俺のこと好きだもんな?」
「…そうですけど…何か?///」
「ほらな?」

ラブラブでいいですこと…。

「いやいやぁ…それは…ねぇ?涙梨…」
「あ?ラブラブじゃねーのかよ!」
「は?いやぁ…堂々と言えないもん」
「何で?」
「…そ、それは…恥ずかしいでしょーがよ!!///」
「…何が?」

ふふ。涙梨ってたまーに天然と鈍感混じってるんだよね~!
おもしろいわぁ~

「だ…だから!ラブラブとか…ね?」

そんな小さい声で言っても涙梨には聞こえないと思うけど…。
だってちえりの前だけではSだからね?

「あぁ?何だって?聞こえねーな!」

ほらね?
この二人はおもしろい。
優には悪いけどこの二人も面白いんだ。
二人から見たら私と叶矢ってどう見えてるんだろ…。