「ごめんって!ウソ嘘!」

着替えが終わるのを待っているとTVで今人気のバンドやグループの番組があっていて綿祖はそれを見ていた。
着替えが終わったのか涙梨も隣に座ってTVを見始めた。

「この中で誰が好きなの?」
「まぁね…たくさんあるけど…私はやっぱりcampusかな~」
「あのEXZASTANDの妹だっけ?」
「そうそうノリがいいの!だからよく楼栗たちとカラオケで歌うの!」
「ちえりって歌うまいわけ?」
「えっ!?いや…あんまり…」
「でも俺、聞いたことないからさ今度歌ってよ!」
「え~!嫌だよー!」
「いいじゃん!な?」
「…じゃぁ今度ね!今度…」
「おぅ!あっじゃぁ飯食いに行くか!」
「うん!」

私たちは下に降りるともうとっくに叶矢くんと楼栗は朝食を食べていた。

「遅いよぉ!」
「ごめんごめん!今食べるから!」
「食べ終わったら、ぬいぐるみとか見よ!愛子さんたちにお土産買わなきゃだし!」
「うん!いいよ!」
「そういえばさ、サンドウィッチ美味かった!ありがとな」
「どういたしまして!でもお邪魔だったろ?」
「え…?」
「だってキレぎみで涙梨が出てきたから…」
「いや…なんでもないよ…?ちょっと寝てたからだよ!ね?」
「あ?…まぁ寝てたぞ?ちえりと…な?」
「……///」

何かを察したのか叶矢くんは

「なるほど…そっか!なんか悪かったな!涙梨!」
「本当っちゃ!まったく!」
「もう!何よ!バカ!」

私は赤くなりながらも朝食を食べた。
食べ終わった後、私たちはお土産を買いに行った。

「わぁ~これ可愛い!私これにする~!」
「私はそれの色違い二つと愛子さんと翔さんに買って、私はこのぬいぐるみのダッピ―にする!」
「俺たちはどうする?」
「う~ん…まぁ姉貴たちに買うかな…?」
「んじゃ俺も!」

私と楼栗はぬいぐるみを買い、叶矢くんたちも親たちにお土産としてぬいぐるみとマグカップを買った。
そして、シャンシンをたくさん撮って私たちはホテルをチェックアウトした後、ディズニーランドを後にした。