「あぁ!あれは紅に旅行のアドバイスを聞こうと思って!探したけど見つからなくて…で、入学当時にもらった合鍵で屋上を見に行ったら居たの!ただそれだけだよ?やましいことはない!」
「ふーん。屋上…よく二人で会ってたんだ?」

は?そーいえば?ん?
今日が初めてだよね…。

「いや?私が負いカギで屋上に行くのは今日が初めてだけど…?」
「ホント…?」
「うん!紅とは教室でしか話さなかったし!」
「ならいいや!何?ディズニーも紅のアイデア?」

何よ!機嫌直ったじン。
ただの嫉妬かよ!

「そうだよ?てか、叶矢…もしかして嫉妬してたの?」
「ま、まさか!」
「嘘だぁ!ま、嫉妬してくれてたなら嬉しいけどねぇ~!」
「…嫉妬してました。」
「よろしい!」
「楼栗には勝てないな…」
「私も叶矢には勝てないよ?」
「ふーん!ま、これからもいじめてやるよ!」
「はは!覚悟しときまーす!」

そして私たちは帰った。
家に帰るとすでに翔さんも帰っていた。
ちょうどいいや!今聞いちゃえ!

「ただいま!二人とも!お願いがあるんだけど!」
「なーに?」
「どうした?」
「来週の土・日に叶矢たちとディズニーランドに旅行に行きたいんだけど…ダメ?」
「私は別にいいわよぉ!叶矢だし!」
「いきなりどうしたんだ?」
「叶矢たちとの高校生活最後の思い出にしたいの!」
「そっかぁ!まぁ叶矢ならいいぞ!どーせ、ちえりと涙梨も一緒なんだろ?」
「うん!」
「なら楽しんで来い!」

やったぁ!翔さん優しいー!
てか、叶矢のこと気に入ってるし(笑)

「ありがと!楽しんでくる!」
「何で許したか知りたいか?」

ん?なんか理由があるの?

「何?」
「叶矢とは将来一緒になるんだろ?だからだよ!」

///。恥ずかしい。

「翔さん!まだ先の話でしょ!」
「はは!本当のことだろ?」
「そうだけども…///」
「とのかく楽しんできなね!」
「二人ともありがと!」

そして私は部屋に行った。
楽しみだぁ!叶矢とも一緒に過ごせるし!
ふふ!そして私はそのまま寝てしまった。