あれからけっこう日が経ち文化祭。
文化祭は昨年とは違ったイベントがあったりした。
文化祭かぁ…。
昨年のこと思い出すなぁ…。
そして只今、後夜祭。
私は叶矢を待ってるんだけど…。
叶矢に気持ちを伝えたのって文化祭の後夜祭だもんな…。

「楼栗!待たせて悪いな…」
「ううん!いいよ!」
「今、何考えてた?」
「昨年のこと思い出してた。」
「おぉ…あの日かぁ…俺らが仮からホントになったのは昨年のこの日からだもんな…」
「そう。それを考えてた。」
「もっかいしよっか!」
「え?」
「改めて…宮田 楼栗さん!俺とずっと一緒にいてください!」

そして指輪を渡してきた。
え!?えー!?

「これ…何?」
「かなり早いんだけど…婚約指輪?ハハ」

ふふ。嬉しいし!
てか答えなんて決まってる!

「あたりまえってば!叶矢loveな私がOKしないなんてバカみたいでしょ?」
「はは。そっか!絶対幸せにするつもり!」
「ふふ。つもりじゃなくてしてよね!期待してますとも!未来の旦那さま!」

そして私たちはキスをした。
幸せだ。これからもこの幸せが続きますように。

****************

文化祭が終わり後は…叶矢たちの卒業式まであと少ししかない。
高校生活を一緒に過ごす時間が残りわずかなのが私とちえりにとって寂しさがあった。
高校を叶矢たちが卒業しても私たちの関係が終わることはないを思う。
でも、少し不安もあるし、寂しさがあるんだ…。

「もう少しで叶矢たち…卒業しちゃうね…」
「そうだね…。寂しいよ?正直に言うと…」
「それは私も同じなんですけどぉ…」

そんな会話を1日に1回はするようになった。
卒業が近づくにつれ、私たちは元気がなくなっていった。
それに気付いたのか叶矢と涙梨が

「どうした?元気なくない?」
「「んー?何がぁー?」」
「二人そろって何があったんだよ…」
「んー。うーん。」
「何?どした?」
「…ボーッ。」
「まぁ言いたくないならいいけどさ…。俺ら今日は二人に報告があってきたんだけど…」

ボーッ…は!え!?報告?