甘々のち俺様 【短】

ちょこんと隣に座ると
グッと抱きしめられた。





「んー…なんかもやもやする。」





尊があたしの耳元で呟いた。





「あたしが条件破ったから?
ってか何を破ったの、あたし。」





「キスマーク隠したでしょ。
それ条件破り。
見せなきゃ意味ない。」





そっとキスマークの部分に触れてきた。





「ね…もしかしてこれが
世に言う嫉妬ってやつかな?」




そう言ってまたあたしの
首に顔を埋めてきた。





「やっ…」




「ねぇ…そうなのかな?
そうだとしたら…




歌帆に嫉妬を取り除いてもらわなきゃ。」






「え?」