『煉~っ!起きてよっ


また遅刻する!!』


あたしはぐっすり眠っている煉の身体を揺する。


「ん~…、〆切が近くて眠ってなかったんだよ…。


あと10分…」


『そう言って遅刻するんじゃん!


ほらっ、起きてよ!!!!!!』


「…………そんなに言うなら」


『起きてくれるの!?じゃあ―――』


早く起きて用意してよと言おうとしたら…


煉に腕を掴まられて引っ張られてしまい、それは叶わなかった。