あたしと幼馴染みのアイツ【完】



あたしは思いっきり息を吸う。


『れーーーんっ!!!起きろーっ!』


息が切れるまで大声で叫んだ。


自分でも五月蝿いとは思う。


でもアイツの為だ。仕方ないさ。


叫んだ瞬間ドザザッと何かが落ちる音がした。


暫くすると、


「………………亜夢。


毎朝毎朝うるせぇ…」


『自分のせいでしょ、煉』