『だめ…?』


「いや、だめじゃない、っていや、だめだけど。


…オレはむしろそういう展開はウェルカムで…


いやいや理性が…」


ブツブツ自分の心の中で呟いている。


…だめ、なのかな。


『ねぇ煉…だめなの?


あたし…ずっとこうしていたい。


安心するの…』


それは本当。


煉の腕の中は、煉の胸は、煉の香りは…


小さい頃から、ずっと安心できるの。