やだ?


…そんなこと言われても。


『今日は、お母さんがたぶん帰ってこないから…』


「だから平井に…」


亜夢の抱き締める力が強くなった。


「あ、亜夢。


オレの理性が…」


『ねぇ煉…?』


亜夢は抱きついたままオレを見上げてこう言った。



『今日は…あたしと一緒にいて…』