あたしと幼馴染みのアイツ【完】



その時チャイムが鳴った。


もう終わったのか…。


「…っ煉くんっ!!!亜夢は!?」


「平井…」


平井は凄い形相で保健室に入ってきた。


「よかった…寝てるのね」


ホッとした顔でオレの横の椅子に座る。


「…ねぇ煉くん。亜夢になんか言われた…?」


「なんで…」


「だって…あからさまに沈んでるじゃない」