あたしと幼馴染みのアイツ【完】



―――ガシッ


「…行くぞ、亜夢」


『…っれ、ん…。やだ…』


煉はそんなあたしをお構い無しにお姫様抱っこして連れていく。


クラスメイトからは冷やかしの歓声が上がっている。


ちょっと、あたしはカゼひいてるんだけど…。


『っ、ちょ…煉…!まっ…ハァ』


「黙ってろ。」


煉はスタスタと歩を進めて教室を出ていく。


廊下に出てもその歩調は同じ。


無言を貫いて煉は歩く。