あたしは自分のベッドにダイブする。 『煉を…諦めなきゃいけないのかな…』 一瞬そんなことを考えた。 『…ってなにいってるんだろ、あたし! 何が合っても諦めないって言ったのはあたしじゃん! …でもしばらくは少し距離を置いたほうがいいのかも』 あたしはそうこう思ってる内にウトウトしていた。 『煉とは…すこ…し距離…を…』 すぐに、微睡みに堕ちていった。 そんなあたしの頬を、涙が一筋流れたことは誰も知らない。