内心驚いていたオレは足を滑らせてしまい、紙の束を床に落としてしまった。


…これ、大事な原稿だぞ。


オレはドアを開けて亜夢に言う。


「………………………亜夢、


毎朝毎朝うるせぇ」


『自分のせいでしょ、煉』


まぁそうだが…。別にいいだろ


『徹夜なんかしないで少しは眠りなさいよ!


身体に良くないわよ』


「亜夢にはかんけーねぇよ」


『関係あるわよ。


優香さんに頼まれてるし』


…やっぱりお袋かよ


少しはオレのことを心配してくれてもいいだろ…