「…オレは…」


煉はまた黙り混む。


…なにか言ってよ、煉。


「ほら、なにも言えねーんだろ?


そんなので亜夢に近づくな。


…いくぞ、亜夢」


『えっ、ちょ…棗くん…っ!?』


あたしは棗くんに腕を掴まれて視聴覚室を出ていった。