「晶ちゃん。」



「ん?何?」



生活委員会委員長、須田奈々が私に話しかけてきた。



しかし、その様子はどこか変だった。



先日、私達生活班員は奈々と話し合いをした。



そのおかげで、班の雰囲気は前より一段とよくなった。



それなのに、どうして彼女は浮かない顔をしているのだろう?



「どうかした?何でも言いな?」



私は、奈々にそう告げた。



「・・・・奈々。どうしたらいいかわからない。」



奈々はそう言って泣き出した・・・・。