「奈々はさ、確かにやることはやってると思う。だけど、聞いてくれなかったりした時、すぐに顔や態度に表すだろ?」



私は、その言葉を聞いて「確かにそうだな・・・・」



と思った。



奈々には悪いが、奈々は機嫌が悪くなると、すぐに表に出る。



そして私も、奈々と同じだった。



「言われたヤツがやらないのも悪いけど、お前もそうやって態度に出してるから、周りからしてみれば、『何だよアイツ』って思うんだよ。」



奈々は下を向いて、若干泣きながら話を聞いていた。



「確かに、生活委員っていうのは他の委員会より大変だと思う、だけどそこでお前が逃げたら、ダメだろ?」



私は、この話を自分の事でもあると思った。



「明日、俺からもクラスに話するから、な?」



そう言うと、先生は部屋を出て行った。