あなただけを愛したい

「竜一ならわかるでしょ?」



竜一はあたしが眼鏡を掛けている姿を、何度も見てるんだから。



「なんで、こんな格好してんだよ」


「まあ、いろいろあって。……高校はその格好で行ってたの」


「……だから、何?」



相変わらず冷めた目をしてる。


竜一は何で突然、こんな態度になっちゃったんだろう。



「先生は、……学校の外で、今のこの姿のあたしを好きになってくれたの」


「へぇー、でもさ、俺なら気付くぞ?」


「何が?」



竜一はさっきのプリクラを指差しながら



「この柑那でも、ぜってぇに気付く」



射抜くような視線であたしを見る竜一に、トクンと胸が高鳴る。



「それは、竜一が何度も見たことがあるからでしょ?」