『きゃー。長谷川先輩彼女と一緒だー!手もつないでるー!』




まわりで年下の子達があたしたちのことを見ながらそう言う。




拓哉はそんなことを聞いてないかのようにスタスタと歩いて行く。




「…ねえ、拓哉、あたしのこと好き?」




「どした急に?」




拓哉は不思議そうに言う。