夕日塔の約束

夜中に稚鶴と電話で散々呆れられたけど、私もどうしてまた日希を相手にしようとしてるのか分からない。


あれ程怒ってたのに、私…どうしちゃったワケ?


「意味不明だわ……ご飯食べれるかな?こんなんで」


ため息を1つつき、1階に降りる。


テーブルには白米・お味噌汁・焼き魚等、おいしそうな和食が並んでいた。


「いただきまぁす………」


手を合わせ、お母さんが作ってくれた朝ご飯を食べ始めた。


お母さんが不思議そうに娘を見る。


「夕穂どうしたのよ?昨日お母さんが仕事から帰って来た時から、元気無いじゃないの」