夕日塔の約束

食べ終えると、両手で顔を覆ってる夕穂にとっておきの笑顔を向けた。


「ワガママ聞いてくれてありがとな、夕穂。なんか更にウマかった♪」


夕穂の方から、ボンッと爆発音が聞こえた気がした。


「あーー…うーーー……うん………///」


テレてる夕穂とニコニコ笑顔のオレは、きちんとドーナッツを完食。


オレがドーナッツ屋の袋を捨てに行って、またベンチに戻って来ると――――…


「日希ぃーーー……」


珍しく夕穂がオレの腕に抱きついて来た。


え゛っ!!マジ!?


こんなの2回目の両想いになった日以来だ!レアだぞ!!