1年前の事は、もう引きずらない………そうやって日希と2人で決めたから。
私は月曜日の放課後、日希にあの人――――…岸尾さんの手紙を読ませて貰った。
『こんにちは下河君。お元気ですか?岸尾 マアサです』
冒頭はこんな感じで、私は日希に肩を抱かれて先を読み進めた。
岸尾さんの手紙には、日希を本気で好きだった事、私と日希の仲に嫉妬してあんな最低な手段を使ってしまった事――――…色々書かれてた。
『本当にごめんなさい……簡単には許して貰えないのは分かってます』
彼女の字は……後半に行くにつれ、震えていた。
私は月曜日の放課後、日希にあの人――――…岸尾さんの手紙を読ませて貰った。
『こんにちは下河君。お元気ですか?岸尾 マアサです』
冒頭はこんな感じで、私は日希に肩を抱かれて先を読み進めた。
岸尾さんの手紙には、日希を本気で好きだった事、私と日希の仲に嫉妬してあんな最低な手段を使ってしまった事――――…色々書かれてた。
『本当にごめんなさい……簡単には許して貰えないのは分かってます』
彼女の字は……後半に行くにつれ、震えていた。



