夕日塔の約束

そうこうしてる内に私達は下校する為、玄関まで降りて行った。


「またアンタ等は……2人になってからイチャつきなさいよ」


稚鶴が呆れ気味にため息をついてるのは、私と日希が外に出ると早速手を繋いだから。


「ごめん稚鶴……」


「謝んないでよ!なんかどうでもいい気分になっちゃうから!!」


呆れ怒りの稚鶴だけど、嬉しそうに笑ってくれる。


宮迫君も日希に笑いかけてて………“友達っていいな”って強く思った。


稚鶴…1年間私を支えてくれて、本当にありがとう。


宮迫君…1年間日希を見守っててくれて、本当にありがとう。