夕日塔の約束

「も、もう稚鶴!いい加減やめてよ私の事からかうのっ!!//////」


日希と宮迫君の2人に聞こえない様に忠告するが、稚鶴のニヤニヤは治まらない。


私はゴクゴクジュースを飲んで、楽しそうな稚鶴をどうにか無視しようとした。


明日はお休みの、のどかな放課後の屋上。


最初は私と日希、2人っきりで、まぁ…………メチャクチャイチャこいてました。


『夕穂ーーー、オレまた夕穂の手作り弁当が食いたいんだけど』


『えーー、でも日希の方が料理上手いじゃないのーーー』


あぐらの中に座らされた私は、プゥッと頬を膨らます。