夕日塔の約束

もう1回オデコにキスすると、夕穂のケータイが鳴り出した。


「あっ……稚鶴からメールだ」


夕穂がパカッとケータイを開き、メールをチェック。


みるみる内に赤面してゆく夕穂を不思議に思い、ケータイの画面を覗き込んだ。


『いつまでラブラブしてんのよーーー!はよ帰っておいでーーーー!! 稚鶴

野々谷、日希に襲われたりしてないだろうな?

もしそうなってたら、遠藤が仇とるから大丈夫だ 宮迫』


「襲ったりしてねぇし!てかなんで直次が遠藤さんと!?」


「宮迫君、うちに来てくれたの。稚鶴もいたからまだ一緒にいるんだよ」