夕日塔の約束

耳元で囁くと、突然の事にパニクってた夕穂の動きが停止。


それでも逃げられない様に、夕穂の頭を胸に押しつけた。


「今さ……オレとお前がヨリ戻せる確率って………何%?」


「へっ……」


「100%をMAXだとすると、今どの位か教えて?」


子供みたいに甘えて尋ねて、夕穂の肩口にアゴを乗っける。


見えないけど、夕穂の目がキョロキョロ泳いでいる様な気がした。


「えーーーっと………」


数秒の間があった後、夕穂が口を開く。


オレの心臓は緊張のし過ぎて、ドクドクと脈打っていた。


一体何%なんだろう……