真っ先に切り落とされたのは、自慢の真っ白いしっぽだった。 次は右の耳。 その次が左の耳。 そして足を一本ずつ・・・ 彼は成す術もなく、生きたまま解体されたのだった。 彼に残虐な仕打ちをしたケダモノの名は、 『ニンゲン』という生き物だった。