そんなある日…

いつものように教室に入り席に着いた。

ドアを何度か叩き先生が入ってきた。
今日はやけにクラスメイトがざわめいている。

何だろう?と思いながらも先生の第一声を待った…


「今日からお前たちに新しい仲間が加わる!はいりなさい。」ドアの方を見ながら言った。




そこに現れたのはとても美しい青年だった。16の割には色白で幼い表情に見えた。
しかし、なぜか吸いこまれるようなものを感じた。


「ロン・ブラットです。よろしく」

彼の声は透き通り綺麗な声だった。




「ロン、君の席はあそこだ」と指さす方向は私の隣の空いた席。


ロンはこちらに近づき私に笑いかけ席に着いた。



人とかかわるのを好まない私は挨拶程度でロンとはあまり関わらずいつもと同じように図書室に向かう日々を送っていた・・・