忘れた恋の記憶。【完】


俺は急いで八谷を
抱えてただ叫びつづけた

「ぜっ善!…なんでなんで」

「………ははっ…ったりめーだろ…」

苦しそうにそれでも
八谷は笑顔を絶やさず
俺につづける