病気体質自慢



病院に着いたからといってすぐに診察や治療してくれるわけじゃない。



『あんたホントにどっか悪いんかいっ』


と思えるほどピンピンした人もいる中で順番を待たなくてはいけない。



ザッと見てもあたしが一番重病な感じのロビーの中で、人目も気にせず自然に流れ出る涙を拭うでもなく唸りながら待った。



通りかかる人があたしを見て、

「あらぁ......大丈夫?」

心配そうに声をかけてくれる。




が、





大丈夫なわけないやろーーーっ!!




限界だっ!!

早く治療してくれ!!

ラクにしてくれぇぇぇっ!!





心で絶叫する。