雄哉の実家に向かいながら
どきどきは大きくなっていって
ひたすらに無言で。
気が付けば雄哉のお母さんの住む
お洒落なマンションが目の前に。
雄「平気?」
由「………ほえ?」
雄「おかんに人会わすの初めてや」
由「あ、えっと」
雄「いや、行こか」
眩しいです貴方の笑顔。
すごくすごく眩しいけど
でも時々見せる
寂しそうな顔はなに?
雄「おかーん」
母「あ、雄ちゃん…と?」
由「は、じめまして!井口です」
母「……彼女?」
由「え、あ、ちがいます」
雄「あほか、友達や友達」
ズキン
友達なんだけどちょっと寂しいな
………って何考えてんの。
雄「由季ブラックいける?」
由「あ、うん」
雄「待っとってな」
出ました眩しい笑顔。
