下を向きながら教室に入る。 「池田」 みんながあたしの周りに集まる。 さっきみたいに怖い目はしてなくて、優しい目をしてた。 「さっきはごめんな」 「事情も知らないのに、ひどいこと言ってごめん」 「今日、最後なんだろ?最高の日にしようぜ」 「みんな…」 涙が溢れる。 「泣くなよ」 「よし!!これからパーティーだ!!」 今日は授業があるのにこんなことしていいのかと思ったけど、先生に事情を話して、許可をとったらしい。