宏太にそう言ってもらったとき、涙がでるほど嬉しかった。 いつの間にか、学校に着いていた。 バスから降りると…。 「女は早く帰れよ」 「…」 何も言えず、黙って帰った。 あたし、修学旅行なんて行かなきゃよかった。 最高の思い出にするのが、最悪の思い出になっちゃった…。 城田があんなにお願いしてくれたのに、なんか悪いな…。