「わかった。修学旅行が終わったら、学校は辞める。いつまでも男装するわけにはいかないからな」



「吉川さん…」



「ありがとうございます」



「最高の思い出作れよ」


「はい」



もう少し、城田と一緒にいられる。



それだけですごい嬉しい。



「池田、今日はお疲れ。明日も学校あるんだろ?家に帰って休め」



「はい、ありがとうございます」