「明日から学校には行かない」 明日から行かないんだ。 ちょっと寂しいな…。 「あの、今度修学旅行があるんです。それまで、待ってくれませんか?」 「しかし、修学旅行は…」 「池田、俺のことかばってくれたんです。犯人もつかまえてくれて…。だから、そのお礼がしたいんです。最高の思い出を…」 「城田…」 「風呂なら、時間ずらして女風呂入ればいいし。お願いします」 城田が頭を下げた。 あたしのために、そこまで…。