「そんなの、智哉の気のせいだよ!」 あたしと雄太は、赤の他人! 別れてからは、ずーっと無視してるんだから。 それに、元カレだってばれて、あれこれ聞かれるのもイヤだし。 だから、そう言ったんだけど。 智哉は、ムキになってるあたしを、スッとかわす。 「あとさ、菜々美がけがしたときだって、雄太、綾華の腕つかんでただろ?」 「そ、それは……」 それはさすがに否定できなくて、黙りこむと、智哉は口の中で何かつぶやいた。 「綾華はどう思ってるか知らないけど、雄太の方は、まだ……」 「えっ、なに?」