ふたりきりになったとたん、智哉はいろんな顔を見せるようになった。 優しく微笑んだかと思うと、意地悪言ってみたり。 でも、悪い気はしないんだよね。 4人で回ってたときのクールな態度より、ずっと親しみが持てる。 話しやすいし。 最初、とっつきにくく感じたのは、人見知りしてたのかな? なんか、ちょっと距離が縮まった感じで、うれしい。 あたしは浮き立つなような気分で、地図を見ながら進む智哉の横を歩いていった。