智哉が、菜々美そばに膝をつく。 「菜々美、大丈夫か?」 「うーん、やっちゃったかも」 菜々美は、右足首を押さえて、苦笑いを浮かべてる。 「ねんざか?」 「たぶん」 「動けるか?」 「この丘を越えるのは、ちょっときついかな」 「わかった。ちょっとそのまま待ってろ」 智哉はそう言うと、ケータイを取り出した。