だけど……。 ――カラン。 「えー、今度はひとつしか入ってないー!」 「さっきより悪くなってんじゃん」 「もうっ! こうなったら、入るまでやってやる!」 そして、もう1回チャレンジすると。 ――カラカラ……カラン。 パッと目を開けると、左のお皿に3つの石が! でも。 今、目を開けた瞬間に、智哉がパッと手を引っ込めるのが見えたんだよね。 「……智哉、今、ズルしたでしょ?」