「あんっ、智哉、ムリ、入らないって」


「大丈夫だから、俺に任せろ」


「えっ、でも……。あっ、痛っ!」


「悪い、強く押しすぎたか?」


「うぅ、ちょっと、血が……」


「えっ、マジ? じゃ、あきらめるか?」


「あ、でも、いけそう。
もうちょっとで全部入るから、押し込んで!」


「いいのか? じゃ、一気に行くぞ?」


「うん! せーの!」




――ガシャン!