黒縁メガネ男子に恋してる


まぁ、智哉らしいって言えば、らしいか。


あ、でも、本棚はちょっとだけ、乱雑?


雑誌が斜めに入れてあったり、DVDが上に乗ってたり。


雑誌とかDVDとか、どんなの見るんだろ?


ちょっと見てもいいかな?


そう思って、本棚に一歩近づいたとたん。




「立ってないで、座れば?」




――ドキッ!




グラスを二つ手に持った智哉が、部屋に入ってきた。


「あぁ、うん!」