言いながら、振り返って犯人を探すと。 「あー、ゴメン。ちょっと力強すぎた?」 悪びれる様子もなく、笑っている菜々美。 その周りには、応援席にいたクラスのみんなも集まってきていて、笑いながらあたしたちを見ている。 「もうっ、菜々美ーーー!」 あたしが菜々美をぶつマネをして、こぶしを振り上げると。 「あぁっ、見て見てっ!」 突然、体育祭実行委員の子が叫んだ。 え? 「ん? どうした?」 クラスのみんなが、彼女の指差す方を見あげる。