黒縁メガネ男子に恋してる


思いがけない言葉に、息をのんだ。


すると、ほかの衣装係の子たちからも、「そうだよ、そうだよ」と、賛成の声があがる。


そして。


「綾華ちゃん!」


真喜子だ。


「大丈夫!
綾華ちゃん、私に付き合って走ってくれてるうちに、すごく足速くなったもん。
綾華ちゃんなら、できるよ!」


「真喜子……」


勇気づけるように微笑みかけてくれる真喜子。


それに、衣装係のみんなと、菜々美も、優しい絵がを出あたしを見てくれている。


すると、チャラ男のひとりが、前に出てきた。