黒縁メガネ男子に恋してる


ずっと、後悔してた。


雄太に傷つけられた気持ちを、せっかくコクってくれた男の子にぶつけてしまったこと。


きっとあのとき、智哉はあたしの言葉に傷ついたはずなのに。


それでも、好きでいてくれるなんて……。


見つめ合っているうちに、あたしたちはどちらからともなく顔を寄せ合い……、


唇を重ねた。




智哉、大好き……。




智哉があのときの男の子だとわかって、どうしようかと思ったけど、


でも、ちゃんと話せて、ちゃんと謝ることもできて、よかった。


前よりもっと、智哉とのきずなは深まったように思う。


その証拠に……。