黒縁メガネ男子に恋してる


えーっ、そんな、試すみたいに聞かないでよぉ……。


「ホ、ホントにあたしでいいの?
あのときのこと、許してくれる?」


こわごわ聞くと。


智哉は、あたしの頬に手を当てて、あおむけた。


そして、じっと目を見つめて口を開く。


「綾華だからいいんだ。
ってか、綾華以外、いらないから」


「……智哉」


ヤダ、泣きそう。


うれしいよ、智哉……。